SaaSとは?足場業界への必要性を解説!

 

近年、ビジネス業界のデジタル化が進展する中で、業務を効率化させるために「SaaS(Software as a Service)」というクラウドサービスを導入する動きが高まっています。

 

弊社が運営する「テラ足場」も、SaaSの1つです。

 

それだけ今のビジネス業界において、SaaSの重要性は常識となりつつあります。

 

そんな中、今さら「SaaSってなに?」とはなかなか聞きづらいですよね。

 

しかし、SaaSやらクラウドやら、横文字に慣れ親しんでいない人にとっては、何を言っているのかさっぱり分かりません。

 

そこでこの記事では、SaaSに関する情報を詳しくご紹介した上で、足場業界にSaaSを導入する必要性について説明します。

 

 

1.SaaSとは?

 

SaaS(Software as a Service)とは、クラウドサービスの一つの形態で、必要な機能を必要な分だけサービスとして利用できるようにしたソフトウェア(主にアプリケーションソフトウェア)もしくはその提供形態のことです(出典:Wikipedia)。

 

SaaSの読み方は「サース」で、”Software as a Service”を直訳すると「サービスとしてのソフトウェア」です。

 

 

・・・分かりづらい!!

 

 

というわけで、もう少し深く理解するために周辺知識の説明をします。

 

・クラウドサービス

 

クラウドサービスとは、データやソフトウェアを自分のパソコンに読み込むのではなく、インターネットに接続することを前提とする各種サービスのことです。

 

ネットワークさえあれば、場所を問わずどこでも使用できる点が大きな特徴です。

 

・ソフトウェア

 

ソフトウェアとは、コンピュータを動かしたり操作したりするためのプログラムを記述したデータの総体のことです。

 

代表的なものに、WordExcelなどがあります。

 

 

ここまでの説明をふまえてSaaSについて簡単にまとめると、

 

・あらかじめ自分のパソコンにデータを取り込む必要があった従来のソフトウェアとは違い、

 

・ネットワークさえあれば、インターネット経由で必要な情報やサービスをどこでも提供・利用できる新しいソフトウェア

 

のことです。

 

2つ目の「ネットワークさえあれば・・・」と言う部分だけ押さえてもらえれば十分だと思います。

 

ちなみにSaaSには「Vertical SaaS(バーティカル・サース)」「Horizontal SaaS(ホリゾンタル・サース)」の2種類があります。

 

・Vertical SaaS

 

Verticalとは「垂直」を意味します。

 

Vertical SaaSとは、業種ごと(=タテ)に特化したSaaSのことであり、「業界特化型SaaS」とも言われています。

 

弊社のテラ足場は足場業界に特化したSaaSであるため、こちらに該当します。

 

・Horizontal SaaS

 

Horizontalとは、「水平」を意味します。

 

Horizontal SaaSとは、業種に限りはなく、特定の分野や機能(=ヨコ)に特化したSaaSのことです。

 

代表的なSaaSとしては、Gmailがあります。

 

 

2.SaaSの持つ特徴

 

 

SaaSには代表的な特徴が3つあります。

 

①オンラインのストレージにデータを蓄積できる

 

ストレージとは「容量」を意味します。

 

SaaSが持つ機能の一つである「ストレージ機能」を用いて、利用しているSaaSのストレージにデータを保存・蓄積することができます。

 

また、保存・蓄積されたデータは、いつでも確認ができます。

 

②複数のユーザーによる情報の管理や編集が可能になる

 

SaaSには、上述したストレージ機能に加え、「ドキュメント編集機能」というものがあります。

 

ドキュメントとは、「文書・書類」を意味します。

 

要するに、SaaS上に存在する情報(=ドキュメント)を自由に管理・編集することができます。

 

そのため、ストレージ機能によりSaaS上に保存・蓄積された情報を、複数のユーザー間で共有したり、あるユーザーが編集した情報を即座に他のユーザーに伝達させたりすることができます。

 

③複数のデバイスによる利用が可能である

 

先ほど説明したように、SaaSはインターネットに接続することを前提としたサービスです。

 

つまり、インターネット接続さえあればSaaSを利用できる端末に制限はないのです。

 

ですので、スマートフォンはもちろん、タブレットパソコンなど、さまざまなデバイスによるアクセスが可能になっています。

 

 

3.足場業界への必要性

 

ここまで、SaaSに関する知識とSaaSがもつ主な特徴について説明しました。

 

実は、すでにSaaSは大きな市場である建設・建築業界に参入しつつあります。

 

では、同じ業界に属する足場業界においては果たして必要性があるのでしょうか?

 

結論から言うと、「Yes」です。

 

この章では、SaaSの導入が足場業界にとってなぜ必要なのかを説明します。

 

足場業界にSaaSが必要な理由

 

1.面倒な管理業務から解放される

 

足場業界においては、案件情報などの工程管理はホワイトボードを、請求書や営業担当の交通費などの経費管理はエクセルを用いているのが現状です。

 

そしてこれらの管理方法に共通しているのは、手作業による管理であるということです。

 

決して手作業による管理が悪いと言いたいわけではありません。

 

しかし、多種多様な情報をいちいち手作業で管理するのは非常に大変である上に、ミスが起こりやすいので非効率といえます。

 

そんな足場業界にSaaSを導入することで、必要な情報は逐一オンラインストレージに保存・蓄積することが可能になります。

 

その結果、情報の整理がはるかに簡単になり、管理業務にかけていた時間と手間を削減できます。

 

また、大幅なミスの減少も期待できます。

 

2.誰でも利用できる

 

2つ目の理由として考えられるのが、SaaSを導入した業者であれば誰でも利用ができるということです。

 

前の章で説明したように、SaaSは場所や端末を選ぶことなく、共有されている情報の確認ができます。

 

導入しているSaaSの使い方さえ覚えれば、現場の職人たちも工事案件の情報を手軽にチェックすることができます。

 

3.利用者側で自由に情報を編集できる

 

先ほど説明したように、SaaS上では複数のユーザーが情報を管理・編集することができます。

 

この性質を活用すれば、情報管理という面において足場業界に多いに貢献することが可能になります。

 

例えば、工程表をオンラインで簡単に管理できるSaaSがあるとします。

 

そうすると、工程表に登録した案件の情報に変更が生じた場合でもすぐに編集でき、変更情報は即座にSaaS利用者全員に共有されます。

 

また、利用者層ごと(施主、管理者、従業員)に情報の管理権限を設定していれば、機密情報は特定の人にしかアクセスできないようにできます。

 

このように、SaaSがあれば情報の管理において柔軟に対応することが可能になります。

 

 

以上の理由から、SaaSを足場業界に導入することで多くのメリットを享受することができると言う点で、重要性は非常に高いです。

 

 

最後に

 

この記事では、SaaSについての説明をふまえ、足場業界にとって必要性が高いことを述べました。

 

足場業界のみならず、建設・建築業界にSaaSがさらに浸透していけば、日本産業を支える上でさらに大きな役割を果たすでしょう。